ウチの本の話
ウチが発行してる本の紹介、およびよもやま話なんてなヤツを。
新刊発行ごとに項目追加するです(頒価は今日現在または最終的価格)。
発行済作品('05年5月現在)
季刊モホ面・創刊号
A5・表紙2色・28P・頒価¥100
'98/12/30第1刷、'99/5/5第2刷発行
記念すべき第1号は実は
この冬コミ当選が決定してから大慌てで制作
したもの。だって初参加落選は前回受付番号取得のための
通過儀礼
ってぇのが定説、まさかスペース取れると思ってなかったんだもん。コンテントの構想はさすがに予め用意してはいたが、どれもうすボンヤリと頭の中で浮かべてただけだったので相当にヒヤ汗もの。
旗揚げ当日の朝は「ペラいし表紙は地味だしこんな色気もソッケもない本なんかみんな手に取りもしねぇんではなかろーか」とものスゴイ不安でしょうがなかったんだがフタを開けてみてビックリ。
5冊も売れりゃ御の字、程度の覚悟で臨んでいたにも拘らずその約10倍もの数が出るわ出るわ!正直オレ絶対かつがれてると思ったもんである。
あれよあれよと言う間にたった5ヶ月で我が人生に於いて初の再版。それでなくても完売の経験自体いままで1度しかないというのに。
ちなみに再版分では中トビラに「後期生産型」の文字が入りあとがきページが差し替えられているほか『ダメなやつら』の一箇所のベタの入れ忘れが修正され、裏表紙には再版モノにお決まりの
ポッチが2つ
入っている。
在庫なし。イベントへは『第2号』との合本『スターターキット』を持ち込んでいる。
ダメなやつら
第1話『身もフタもない話』」12ページ
上記のような理由からさぁどうしようとばかりにとにかく描き始めて、その勢いで最後まで乗り切ってしまった第1話。その割にはまあ無難な出来…なんだろうか。サブタイトルは実はこのエピソードに限らずこの後すべてについても当てはまる気もしないでもない。
約束の地
#1『欠席』6ページ
サイレントは一度ためしてみたかったのであるが大事な1話目からやる事もなかったか、とか言ってたら案外好評だった。いま見るとみんな顔が現在とまるでちがう辺りにいかにもロクな設定もたてずスタートした事情が透けて見えるかも知れない。
タイトル未定の企画ページ
1ページ
後の『空条さんのまぁこんな感じで。』となるコーナーの予告。『スターターキット』には収録されていない、今となってはレアな(なにが)ページ。この他に各マンガのスタートにあたっての挨拶みたいなページがそれぞれ1ページずつ、これも『スターターキット』では外されている。
季刊モホ面・第2号
A5・表紙2色・36P・頒価¥200
'99/2/28第1刷発行
創刊号の予想を裏切る出足に浮かれる間もなくとりかかった第2号は我ながらよい出来だった。ただ表紙の色が予想より若干暗い仕上がりになったのが唯一惜しまれるところか。この本のあとがき
まで
は私生活の面でもまあ順風満帆だったのが読み取れる。入稿直後から急転直下の1999年がパックリと口を開けていようとはよもや夢にも思わなかったワケで…。
在庫なし。『スターターキット』に収録。
ダメなやつら
第2話『まきこまれる話』12ページ
ゆっちゃんこと町田弓巳香嬢初登場の回。当初の目論見では彼女を非常識的な側の存在とするつもりだったんだが、チカちゃんの方がよほど非常識なせいで今では
二人とも似たりよったり
。これではいかんと反省はしてる。打開策は現在
なし
。
セーラームーン時代にやらかしてあれほど後悔したハズの「つづく」をまたやってしまう。別に引っ張るつもりもなかったのだが、いやはや宇宙は謎に満ちているのだなあ(お前が謎)。
約束の地
#2『未刊』10ページ
1話の後かなり真剣に今後の展開を練ったので、この回は実はかなり気合いがこもっていたりする。完全に行きあたりばったりな『ダメ』とは天地の差。ただひとつ問題なのはあまり前フリが長いと読者にわかってもらえない点なのだが、まあそれもひっくるめて実験てことで。
空条さんのまあこんな感じで。
第一夜『なんだか"おとなのしくみ"みたいだな』6ページ
断っておくが空条は鈴木みそがキライである。
'98年のゲーム史を総括したつもりだったのに、途中なんかコナミ叩きみたいな様相を呈しているのがなんとも。実際のところコナミの場合は各営業マンごとに手持ちのマシン台数が決まっているためロケに回ってくる営業マンの手腕如何で事情は幾分異なるのだが、いずれこのころの彼らの強気ぶりには閉口させられた。
話題はそのまま当時かなり物議を醸した例のアレへと移行しつつ次号へ続く。
季刊モホ面・第3号
A5・表紙2色・36P・頒価¥200
'99/5/5第1刷発行
第2号入稿直後に突如あらぬ嫌疑でバイトを
クビ
になり、次の働き口も見つからぬまま途方に暮れつつ作業にかかった第3号。この時期はマジに精神面がズンドコ状態、資金難のために活動不能に陥るんじゃあるまいかとそればかり気にしていた。そういった事が内容にあまり表面化しなかったのは奇跡かも知れん。まぁヤケに長い春休みを頂戴したんだと思えばいいや。
在庫なし。『第4号』『第5号』との合本『ブースターパック・天蕎麦之章』に収録。
ダメなやつら
第3話『まだまきこまれている話』12ページ
…なんというか、荒れている。今にして思えばやはりいくばくかの影響が出ていたらしいな。投げやり感に関しては今後もこの回を越えるものを描ける気があまりしない。
しなくていい。
ちなみに今回初登場の「神様」には一応モデルがいるのだが、それが誰なのかはヒミツにしとこう。
約束の地
#3『衝動』10ページ
時間軸上をいったりきたりでこんがらかりそうな話のわりにうまくまわせたように思う(手前味噌)。つーか実際あのゴタゴタの中でよくこんなん描けたなと今更ながら呆れる。
やっと此岸の登場人物の名前が判明する回でもある。ほんとはもう少し先延ばしにしようかとも考えていたんだが、あんまり放っておくとそれはそれでナニかと思い(わかるように喋れ)明かすことにした。
空条さんのまあこんな感じで。
第二夜(無題)6ページ
無題なのには別に理由などなく本気で入れ忘れてただけ。ちゃんと考えてたハズなんだがまるっきり思い出せない。
前回での前フリを受けて全編「中古ゲームソフト訴訟問題」一色でお送りする。補足すると、例の裁判で対象となったソフトは本文に挙げた3タイトルの他に『バイオハザード2』、『ワールドカップ'98フランス-Road to Win-』、『ツインビーRPG』。原告団各社が各々1タイトルを提出した格好だが、バイオ2以外はいかにも苦しまぎれっぽくてよい。コナミなんか訴えた時点でメタルギアが出てれば喜々としてそっちを提出してたに違いない。セガもどうせなら
『ディープフィアー』とか提出すりゃよかったのに
。ダメか。
最後の受け売りは「コインジャーナル」誌上のコラムから。
季刊モホ面・第4号
A5・表紙2色・36P・頒価¥200
'99/8/15第1刷発行
無事に新しい食い扶持にありつけたからなのか全体を通じ描線にも前号になかった
余裕が見られる
オレにしては完成度の高い出来。多分夏コミ初売りということで気合も入ってたんだろう。表紙色は若干沈み気味。もうちょい明るい赤にすべきだったかも。
在庫なし。『ブースターパック・天蕎麦の章』に収録。
ダメなやつら
第4話『意地でも認めない話』12ページ
カツカツになりながらアゲた第3号に
山ほどミスを発見してしまった
が、どうせならそいつをそのままネタにしてしまえ、というマコトにもって読者を
小馬鹿
にしたお話。
新キャラ登場。例によって名前はまだない。後の歴史がよい方向へと導いてくれることだろう(その都度でたトコで考えます、の意)。
約束の地
#4『距離』10ページ
特別どうということもなく淡々と展開。といっても前話の収拾をつけるためなので仕方ないっちゃ仕方ないんだが、せっかくの夏コミ発行なんだから何かあってもよさそうなもんであるな。劇中のDDRは単なるお遊び。
空条さんのまあこんな感じで。
第三夜『前回サブタイ打つの忘れてた』6ページ
メインの話題はこの年5/27に東京地裁で判決の下ったエニックスvs(株)上昇の訴訟経過。
つくづくCESAの無能ぶりばかりが目立つ一連のゲーム関連裁判。大体たった半年でなにが「撲滅キャンペーン」だったのか、など未だ疑問が尽きないナゾの
形骸団体
である。順序がおかしいよな。
季刊モホ面・第5号
A5・表紙2色・44P・頒価¥300
'00/1/9第1刷発行
創刊一周年記念号、8ページ増。これだけ不運続きなのならせめて冬コミだけでも受かってくれ、という魂の叫びも虚しく無情の落選。マジに涙が出て一週間ほど欝に陥った。早い段階から作業に入っていたので、あんまりシャクだから入稿は冬コミ合わせの早割に間に合わせてやった。浮いた旅費は2月の東京コミティア初遠征資金へ。
在庫なし。『ブースターパック・天蕎麦の章』に収録。
ダメなやつら
第5話『ただ長いだけの話』16ページ
この解説文を書くにあたって読み返してみるにつけ、ホントにサブタイ通りの話だと自分でも感心(こら)。
ちょうどこれを描いてる最中に冬コミ落選を知らされたのでおそらく自暴自棄になっていたのであろうと推察される。担当編集の村本さん初登場。コマ毎にまったく別人のように顔が違うが、これは設定画とかを前もってなにも起こさずブッツケで描きだしたせい。要するに本チャンの原稿上で設定を詰めていったワケ。
…
むちゃくちゃや!!
約束の地
#5『現在形』12ページ
『カポエラ子山羊』時代からのつきあいの読者さんから
「また植物園かい!」
とかいうツッコミが聞こえてきそうな話。ところどころ珍しく背景がしっかりしているのは今回ロケハンをやったからである。つまりロケハンやってこの程度。とほほ。
これの執筆中はまだ冬コミへの望みを捨てていなかった、というより受かるにちげぇねえ!!と思い込んでいたため仕事が
妙に丁寧
なのが逆にまた涙を誘う。
空条さんのニンドスハッカッカ
第四夜『リンクバトラー』8ページ
いきなりコーナータイトル変更。元ネタがわかる人は
最低でも20代後半
。
落選のショックから立ち直り、反動で妙に高いテンションを見せつけつつ空白の4ヶ月間の様々な出来事をキーワードで(無理やり)リンクさせて展開。ある意味このページの理想形と言えるかも。
三原のひとには告発しないでネ。
今回は第3号でのネタに下った大阪地裁の判決も取り上げた。割いているページ数は先の件とじゃ不公平かも知れない。だからと言って何も書かないワケにもいかんので。判決文を読む限り個人的にはこちらの案件の敗訴には弁護士の力量不足という側面も多分にあるように思うがどうか。
季刊モホ面・第6号
A5・表紙2色・36P・頒価¥300
'00/3/12第1刷発行
はっきり申し上げてこの号は大スランプの中を半泣きで制作したため総じて
グダグダ感
が否めない。多種多様な要素がいっぺんに絡み合ってモノすごい
淀み
を生み出していたと思いねえ。この時期ほど一日が24時間しかないことを恨めしく思ったのも珍しい。必要としている人間には不要なヤツが分け与えるべきだと思う。キテレツ大百科さえあれば。
在庫なし。『ブースターパック・地鶏卵の章』に収録。
ダメなやつら
第6話『八方ふさがりな話』12ページ
ゆっちゃんがトーン髪になる回。…えーと他になんかあったっけ。
あ、劇中の浅草「舟和」の芋ようかんはマジ絶品。近隣にお立ち寄りの折にはゼヒ。
すあまもおいしいよ。
約束の地
#6『幻想(T)』10ページ
ずっと前から一度試してみたかった画面フィクスでの超長回し。先にスランプだったと書いたが、そうかと言って断じて手抜きではないので念のため。
表情演技のいい勉強&実験になったので気に入っている。なんかこの回といい前回といい、まるでノブが
主役
のようだ。
空条さんのニンドスハッカッカ
第五夜『いやな鎮魂歌』6ページ
5号からこちら、業界はPS2発売までの様子見を決め込んでいたのかさして大きな動きを見せなかった。なので創刊号で宣言したきり実行できずにいた個人的に思い入れのあるソフト紹介で
お茶を濁す
展開する。
何度でも言うがサターン版『ガンフロンティア』はファンに対する冒涜、裏切りである。同時にラインナップされていた『エドワードランディ』はこちらの発売後ひっそり立ち消えした(いつファミ通のリストから消滅したかも知ってるぞ)が、もし出たら出たでオレはちゃんと買っただろう。買ったうえでエクシングを焼き討ちに出向いただろう。
外注だから仕方ない?ンなもん知るか。
季刊モホ面・第7号
A5・表紙2色・36P・頒価¥300
'00/8/13第1刷発行
今年に入って以来の慢性的な高密度スケジュールの中、這うようにして発行にこぎつける。っていうか現代社会にはありとあらゆる誘惑がそこいら中でてぐすね引いて我々を待っているものだと実感する。ここしばらく絵柄が落ち着いてしまっているのでそろそろ自分の中に変化が欲しいと思いはじめている(だけ)のが何となしに見え隠れしてるかも知れない。
在庫なし。『ブースターパック・地鶏卵の章』に収録。
ダメなやつら
第7話『鼠一匹な話』12ページ
…
なんだろうかこれは
。
自分で描いておいてなんだがさっぱりわからん。オレはどうもここ一番でキメねば、というシチュエーションにおいて力を発揮できない人種なのかも。
出世もしなければ異性にもモテない男のモデルケースみたいだ。
約束の地
#7『幻想(U)』10ページ
当初この話を描いていくにあたってコレはやらずにおこう、と決めていた「禁」の一つをついやってしまった。とこう書くと「ああこれのことだな」と思われるだろうが、多分そこじゃないハズ。
んーこれは…まぁなんとかなるか。ふむぅ。
空条さんのニンドスハッカッカ
第六夜『迷走するランドネット
〜その着地点は(ゲーム批評風)』6ページ
友人ランドネッターに見せるのがいささかはばかられるような話題、というか寝た子を起こすような話題だったか。別に焚きつけるようなつもりでやってるワケではないのでそのへんご理解願いたい。
ほどほどにせんとオレもじきに
コナミから訴えられる
かも知れん。
季刊モホ面・第8号
A5・表紙2色・36P・頒価¥300
'00/12/30第1刷発行
2周年記念通常号。この10月末に転居してからの作業だったためか全体的につくりが急いでいる。実質作業時間は過去最短の5週間強。手が速くなっての結果でなく単に乱雑になったせいであるから喜ばしくもなんともない。巻末では来年1年間で『別冊』3冊の刊行を予告し、当該期間の『季刊』の中断を宣言。いいのかこんなデカいこと言っちまって?
在庫なし。『ブースターパック・地鶏卵の章』に収録。
ダメなやつら
第8話『後戻りできない話』12ページ
なんと言うのか、すべてにおいて踏み込みが甘い。お話としてそれなりに大事な局面にさしかかっていながらのこのありさまはちと考えものであろう。あらゆる意味で「後戻りのできない」話となってしまった。
約束の地
#8『幻想(V)』10ページ
6割方が失敗と言っても過言でないぐらい後悔だらけのエピソード。
だがもしかするとようやくキャラが独り歩きを始めた証拠なのかも知れない。これで完全に落としどころを見失ったか。それもまたよし。
因みに兵庫よりの大阪弁を喋る彼女が今後も登場するかは現時点で不明。
空条さんのニンドスハッカッカ
第七夜『送辞』6ページ
カンのいい人ならもうわかったであろうあの人がランドネットで働いておられたからこそできた暴露記事。これだけでオレ的には充分ロクヨンDDについては元が取れた気分である。
それから六夜で言った「ネットやるならDCのほうがよほどマシかも知れない」発言は撤回したい。正解は
「どっちもかわらんからさっさとパソコン買いましょう」
。
季刊モホ面・第9号
A5・表紙2色・36P・頒価¥300
'02/2/17第1刷発行
1年間の『季刊』休養から復帰第1号目。ちょっとなにかと行き詰まりを感じていた矢先の休養だったのでこんだけ休めばいい感じに描けるだろうかと思っていたら逆に描き方を忘れていて必要以上に手間がかかったというオチつき。オチなのかそれは。
ダメなやつら
第9話『ある意味ぜいたくな話』12ページ
チカの妹・千穂初登場。
主人公2人が女の子なのにもかかわらずあまりにも色気が足りないことにいくらなんでも危機感を覚えての明らかすぎるテコ入れキャラ。
それでもそれなりな反響があったりしてしまうのが嬉しくもあり嬉しくもなし。
実は現時点で再登場の予定
まったくなかったりする
んだがあと1年もすれば気も変わるかしら。
空条さんのニンドスハッカッカ
第八夜『まとめ』6ページ
1年のブランク期間中の出来事を駆け足+内容あんまりつっこまない感じでダラダラと見せるかと思えばやっぱりコナミ商標ゴロ事件ではざっくり切り込んでみたりするあたりに空条の根っからのカッペ嫌いぶりがほの見える。
…しかしこの1年ってホントにゲーム業界は足踏みだったんだなあ。
約束の地
#9『幻想(W)』10ページ
第9話にしてやっとスポットが当たったと思えば今まで以上の仏頂面ばかりの俊也のお話。
本気になってインな方向に話を持っていくハラを括る転機となった回。
#6以降『幻想』としたサブタイトルもここまでで一区切り。
人生とは様々な幻想の凝固した結果として質量を持つに至っただけのものなのだろうか。
父親の血が濃い息子の苦悩みたいなものを出せるかどうか。
季刊モホ面・第10号
A5・表紙2色・36P・頒価\300
'02/8/11第1刷発行
とうとう10号の大台に乗ってしまった『季刊』の記念すべき通常号。という以外はかつてより以上にグダグダ感漂うなかなかの逸品で、これを機に季刊追いかけるのやめましたという読者氏もいるとかいないとか。いやまったくもって正しい選択だと個人的には思う。
ダメなやつら
第10話『めぐりあわせが悪い話』
『同・裏』計12ページ
計12ページってなんだ、大体『同・裏』ってなんだと問われてもこればっかりは本編を読んでもらう以外になく、たとい読んでもらったとしてもそれで膝を打って納得できるような結末が用意されているわけでもなく、要は企画倒れってやつですか。
いいえ違います。
尺あわせです
。
空条さんのニンドスハッカッカ
第九夜『最凶64洋ゲー攻略記 その1』6ページ
恐らくゲームジャンルのサークルでもなかなかないと思われる、かのレア社制作
17禁ゲーム
"Conker's BAD FUR DAY"攻略を恐れ多くも創作ジャンルの本の上でやってしまおうというあまりに顧客をナメきった企画の第1回である今回はスタートから厩の中で出会うフランキーを従えての干し草ボス最終形態直前まで。
やったことある人ならわかるだろうがこのペースだとゆうに5〜6回はこの攻略に費やさなければならないんじゃないか。
約束の地
#10『深奥』10ページ
俊也の彼女・久美、唐突に登場。
勝手に
受
だの
攻
だの妄想を逞しくしておられた腐女子の皆さんはご愁傷様。といっても今度はやれ擬装だのやれ両刀だの言いだすんだろうな。
腐女子にとって同性同士の関係というのはきっと
「全く無関係」と「肉体関係」の二つしかない
んだろうとの結論を最近導き出したところなんだがどうか。
「え?他にあるの?」と首をかしげているそこの貴女、
「ともだち」
って言葉に心当たりありませんか。
季刊モホ面・
スターターキット
A5・表紙2色・52P・頒価¥300
'00/5/21増補改訂版第1刷発行
創刊号・第2号の合本。描き下ろしはまえがき・あとがきと各作品の解説ページが1ページずつ。
その他詳細は創刊号・第2号の各項目を参照。
季刊モホ面・
ブースターパック・天蕎麦の章
A5・表紙2色・100P・頒価¥700
'01/5/4増補改訂版第1刷発行
『第3号』〜『第5号』の合本。しかし100ページか…。
描き下ろしはまえがき・あとがきと各作品の解説ページがたったの1ページ。
その他詳細は各号の各項目を参照。
季刊モホ面・
ブースターパック・地鶏卵の章
A5・表紙2色・92P・頒価¥700
'02/8/11増補改訂版第1刷発行
『第6号』〜『第8号』の合本。
『天蕎麦の章』同様、描き下ろしはまえがき・あとがきと各作品の解説ページが1ページ。
その他詳細は各号の各項目を参照。
別冊モホ面
空条HYO太郎ヲ的実験小劇場・其ノ壱
A5・表紙2色・28P・頒価¥200
'00/5/7第1刷発行
『シロクロ』 20ページ
無性にアクションものが描きたくなって、その勢いだけを頼りに描き上げた短編。格別実験と呼べるほどの実験をしているわけでもない。あくまで個人的レベルでのハナシ。強いて挙げるならトーンを全く使わない構成にした点ぐらいか。
作業中は自分のことを常に
天才と思い込む
ようにしているのだがこればっかりはちょっと…。
構想の段階でやりたいと思っていたことの半分ほども達成できなかった。素直に失敗作。
在庫なし。『空条HYO太郎ヲ的実験劇場』にて再録。
別冊モホ面
空条HYO太郎ヲ的実験小劇場・其ノ弐
A5・表紙2色・28P・頒価¥200
'01/5/4第1刷発行
『ドクハク』20ページ
狂言回しとしてやってけるかどうかの一種の賭け的な意味合いも込めて(あとせっかく天下のCOMITIA初売だからということで)、この数年で自分の中に発生した様々なものを少しずつ。ワク線とセリフ以外全て筆ペンで作画。だからどうというものでもないが。
それにしてもモノローグ調ってなんで多いかやってみて初めてわかった。
ラクだからだ
。
在庫なし。『空条HYO太郎ヲ的実験劇場』にて再録。
別冊モホ面
空条HYO太郎ヲ的実験小劇場・其ノ参
A5・表紙2色・28P・頒価¥200
'01/8/12第1刷発行
『サイファイ』20ページ
エピソードを思いついた時にはもっと大きな話になるはずだったのが気づいてみればまた20ページ。
どうにもオレがSFを描くと本人の意図とは関係なく勝手に古くさくなってしまうようである。
…なんかアレだ、今後は
踏み込みの甘さをウチの売りにしようかしら
とか。
在庫なし。『空条HYO太郎ヲ的実験劇場』にて再録。
別冊モホ面
空条HYO太郎ヲ的実験小劇場・其ノ四
A5・表紙2色・28P・頒価¥200
'02/5/5第1刷発行
『コスモメイドよし江』20ページ
正直にぶっちゃけるとこの話は実質作業期間が2週間足らずだったんだが、なんというのか…やってみるもんだというか
描く側にも萌えって大事なんだなあ
というか。ほら、
構想10年とかより少林サッカーのほうが面白かったりするじゃん
。
在庫なし。『空条HYO太郎ヲ的実験劇場』にて再録。
青少年有害社会環境対策基本法案断固反対運動会
A5・表紙2色・60P・頒価\500
'03/2/23第1刷発行
ものすごくくだらないきっかけで思いついたものすごくくだらない競技を真剣に描ききった向こう側の地平に何かが見えるのではないかとの一心でペンを走らせた、創作ジャンル移籍後最高ページ数の読切。
まあ別になにが見えたわけでもなく
ブルマがいっぱい描けて幸せでした
ぐらいのものであった。
サウスパーク
A5・表紙カラー・52P・頒価¥400
'03/5/5発行
ある日突然思い立って競作を挑むこととなった『うにへえ』青本嬢との2人誌。
『公園』をテーマにお互い1本の短編(12P)を描き、それを交換しあいしかる後に互いの短編の続きとなるエピソード(8P)を描く。
表紙でのハーモニーワークなどを通して実は両者の画風には思っていた以上に似通ったテイストがあったらしいことを認識するが、同時に両方とも
かくの如き企画ものをやるには初動が遅すぎる短所
を持っていることも痛感することとなる。
完売。再版予定なし。
8時02分発、3両目
A5・表紙2色・60P・頒価¥500
'03/11/16第1刷発行
自分の中のなにかを解きはなち突如挑んだラブコメっぽいお話。『〜運動会』を更に上回り本編54ページ。
これまで『実験』とか銘打っておきながら実はさほど実験らしいことなんてやってやしなかったんだと改めて思い知らされるほどに勉強になることが多かった気がする。なにしろ
ネームと呼んで差し支えのないものを切ったのが今回になってやっと初めて
だってんだからもう。
あと投稿サイズからA5に縮小すると線が細くなって上手くなったように見えるのでこれからもやっていこうと思う。
空条HYO太郎ヲ的実験劇場
A5・表紙カラー・100P・頒価¥700
'04/2/22発行
『シロクロ』『ドクハク』『サイファイ』『コスモメイドよし江』の別冊4作と『バージョン4.2』『盛り盛り!あゆみちゃん』のゲスト2作をまとめた再録本。『サイファイ』のみ4Pの加筆修正あり。
モホ面単独では初のカラー表紙。
激斗!スク水中学校
A5・表紙カラー・44P・頒価¥400
'04/5/4発行
昨年の『サウスパーク』に引き続きうにへえ青本嬢との2人誌。
めくってもめくってもスク水ばっかり出るマンガを目指し各々バカと悪逆の限りを尽くす。
1年の間にそれぞれ培ったマンガに取り組む姿勢みたいなものが
何もかもパア
になっているあたり企画としては頗る成功裡なのではないかと。
ケミカルガーデン
A5コピー・表紙カラー・32P・頒価¥300
'04/8/15発行
『そこはか通信』
ふじーひろし氏原作の同名ショートショートをマンガ化。モホ面初のコピー誌。
創作に移って以来の野望、原作つきマンガをやっと達成できたのがなによりの収穫。「キリオくんにメガネのビジョンが全くなかった」というふじーさんの感想からも氏のご要望「好き勝手にやって欲しい」はわりといい感じにクリアできたかと。
鏡の部屋
A5コピー・表紙カラー・32P・頒価¥300
'04/12/30発行
『ケミカルガーデン』に続き、ふじーひろしさんの同名ショートショートを原作としてマンガ化。 前作よりもかなり脚色部分を増やしてみた。
作画面では今まで描いてきたキャラよりもひと世代上、20代中盤〜後半に見えるようあれこれ意識して描いたつもりなんだが…あんまりうまくいってないね。
フィギュア大好き翔子ちゃん劇場版・ フィギュアモデラー翔子〜完全版〜
A5・表紙カラー・84P・頒価¥700
'05/5/5発行
『うにへえ』青本が04年11月に発行した『フィギュア大好き翔子ちゃん』からのスピンアウト。2月にコミティア71と同日程で開催された『ワンダーフェスティバル2005冬』にあてこんで制作した『前編』がまさかの即日完売となったため新作部分『後編』と青本による元ネタ『原作版』を一挙収録し、『ワールドホビーフェスティバル有明12』と同日程で開催されたコミティア72で発行。前後編あわせて56Pは密かに読切最長。
ゲスト寄稿作品
マッチ売れよ少女
'00/12/30 「柊茶屋」発行『Souther』所収・4ページ
本当ならあと1年早く発行されるべきだった本なので描いたのもきっかり1年前。いわゆる「自虐ネタ」であるがネタ的にはわりかしきれいにまとまったかも。昔の絵である点に目をつむればまあ合格ではないかという。
バージョン4.2
'00/12/30 「まるちぷるCAFE」発行『Replicant Dream』所収・4ページ
なんか古くさいSFが描きたくて描いた話。描き分けが不充分なので年齢が高いバージョンに置きかわっているのが伝わりにくい。
『空条HYO太郎ヲ的実験劇場』に再録。
『ギャラリー空条』
にて本編webバージョン、
『Fla面』
にてFlashに再編集したものがそれぞれ見られます。
盛り盛り!あゆみちゃん
'02/8/11 「まるちぷるCAFE」発行『TA.BE.RU』所収・4ページ
『食』がテーマの企画本ということでイロモノ担当の空条としては女体盛りの神秘をあっけらかんと描かねばなるまいと勝手に判断、一人で本の品位を失墜させる結果を招くことに。まあはじめからそれも狙いのひとつだったので成功といえば成功なんだが。ちなみに今作で初めて線画以外をデジタル上で制作。時間ばかりかかってロクな事にならなかった。
タイトルは「もりざかり」と読むべし。『空条HYO太郎ヲ的実験劇場』にて再録。
天高く馬肥ゆる『そうさく畑49』耕作記・旅情編
'01/1/28 『そうさく畑49』パンフレット所収・8ページ
畏れ多くも
公共の出版物
に描かせていただくこととなった最初の作品。「なんかお上品にまとまってていつもの空条らしさがない」とか色々言われたがこっちの身にもなっていただきたい。さなきだに慣れない投稿サイズで緊張してたのだからして。
ギャラリーページ
にて無断公開中。