mixiの裸族たんとこの日記で知った…OPでDAICONⅣのパロなんてやりゃァがったのか!
画像は惑星岸部シロー。
DAICONⅣオープニングアニメといえば我々の世代にとってはもはや遺伝子に刻みつけられた映像。E.L.O.の”Twilight”のイントロ2小節聴くだけでもうものすごい勢いで涙腺が開放ですよ(つД`)
といってまあ自分も実際に会場で観たわけじゃなく中学時代にBC京都で常連仲間にビデオダビングしてもらってのファーストコンタクトだったんだけど。ゼネプロのゼの字も知らなかったころだったけどフィルムから横溢する「無軌道な若きオタクのパワー」にはただただ圧倒させられましたなあ。
ダイナロボぶん投げてガッツポーズのカットとか爆風が揺り戻すカットとか全作画の大量モブとかもう何度コマ送りしたことか。
そして太陽系から一気にトラックバックしてロゴがオーバーラップするカットで号泣。思えばこの世代がいわゆるスポッティング(メロディに合わせてカットを割る方式)の出来不出来に殊更に拘るのもコレがあったればこそなんだろうなあ。
のちのアニメ界に拭っても拭い去れぬマリア像の血涙が如き大きなトラウマを植え付けたこの作品のパロディをやらかしたドラマ『電車男』。オリジナルの持つ無茶苦茶なテンションから比べれば小綺麗にまとまりすぎてまだまだ見劣りしちゃうんだけど、でも認めざるを得ないというのかなんというのか。そこまでやらかすと逆に頭ごなしに叩くつもりまんまんだったヲタは本腰入れてチェックしにかかるぞ。
覚悟決めての狼藉と解釈していいんだな?
そういえば当時のアニメックだかマイアニメだかでⅣを評して「Ⅲで魅せたストーリー性が失われた」「すごいとは思うが感動はしない」「技術偏重主義」などと揶揄されてたわけですが、Ⅳはただひたすら「アップテンポの音楽に合わせて軽やかに絵が動く楽しさ」の追求だけに全精力を注いでいたわけで、事実このあとの80年代中期アニメはひとえにアニメーターの暴走と、その暴走するアニメーターに全権を惜しみなく委ねられる演出家たちによってのみ支えられていた時代となり、またそれら暴走の締めくくりとしての『王立宇宙軍』にいたる連綿とした流れのほぼ全てにやはりいっとう最初に勢いをつけた存在なのであります。
時期的には『めぐりあい宇宙』公開からさほどの時もおかぬこのころ、いわばこれは「オタク」の名をいただく直前に奇跡的に集ったオタクどもによる武装蜂起。
発表の場が日本オタク界でも3本の指に入る『鎖国の味噌蔵』SF大会であったことも批判の原因だったのかも。
実写・模型の担っていたSFビジュアリゼーションの世界がアニメに一気に取って代わられるという危惧は少なからずあったんでしょうなあ。ガンダムの罪ばかりをあげつらって功を最後まで認めようとしなかったのもこの辺の層だったように記憶してるし。
…というような「いろいろ思い出すきっかけになったよね」的なことを先週にmixi日記で書いたら裸族たんにサイトで「空条が激怒してる」ってチクられた(つД`)どうやらオレの文章はハタから見ていると常態でもうピリピリしてるように映っているらしい。
だからって改めるつもりなんてコッから先ほどもねえけどなガハハハハ!
ごめんやっぱりちょっとだけ泣かせて。