Part2いっくよー。
写真だけ見ると充分な光量あるように見えるかもしれませんが神戸国展3号館はトレフェスの常小屋だった2号館に比べて色温度こそ落ち着いてるけどかなり薄暗いし、幕張メッセのように外周寄りの卓は光を背負ってそこそこキツめの落ち影が出るので、今後ディーラー出展を考えてる人は自前で照明を用意されることをオススメします。
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Part1はこちら。
『惑星そらまめ(リンク先はTwitter)』バガン。
全く知らない怪獣だったんでネットのななめ読み程度に調べてみたところ元々はモスラと戦う予定で考案されたのがゴジラVSキングギドラの企画に変更されお蔵入り、のちにSFC「超ゴジラ」で陽の目を見た幻の怪獣なんだそうで。
なるほどVSシリーズに相応しいわかりやすい強そうさに溢れてます。
『UIUIC(リンク先はTwitter)』サタ。
胸の飾り見ながら「えっこれワンパーツ?どうやって抜いてるの?は?意味わからん」って首かしげてたんだけど今は3Dプリンタ出力品って選択肢があるんだと帰ってきてから気づいた。えらい時代になったもんです。
『ネンドビト(リンク先はTwitter)』黒裁人。
これはさすがに手原型だろうと思ってたらフルデジタルでした。もうわっかんねえよ!!!
燕巫女。
ありそうでなさそうでありそうなディテールやシルエットを自前のフットライトやコンセプトアートと絡め独自の世界をプロデュースされてます。
1/35ガルパンシリーズで突き進んで幾星霜、『あらあらこまった堂』秋山優花里セット。
しばらく肉眼で見ていないうちに塗装の精度がとてつもなく上がってる!!
黒森峰女学園セット。
1/35という小スケールでどう作れば似せられるのかのノウハウ蓄積を感じます。
カットモデルで見せてくれるのも楽しい。
アヒルさんチームセット。
情景ってこういうことだよね…。
『ATELIER HIRO』アズレン飛鷹。
なんだか2016年ごろからの表現力の上昇がハンパなくて、その過程に立ち会えなかったのがとても悔しい!!
昔からアイテムチョイスが面白いというか「ないから作った。作りづらさとか知らない」みたいな感じで我が道を突き進むディーラーさんって印象があったんだけど、そこにテクニックが追いついてきていよいよすごいのでは?
ダンケルク。
アズールレーンも触ってないのでアレなんですけどなんというか…自由だね…。
むちむちの圧がすごい。
ル・テメレール。
アズレンの艦はみんな模型映えするデザインしてるねえ(何と比較しての発言かは伏す)。
組むのは見るからに大変だけどそれだけに見どころの多い作りになってますなあ。
『ジェットストリーム』リトルウィッチアカデミアの三人組。
そう!この三人がわちゃわちゃしてるフィギュアを見たかったの!ありがとう!
またカメラの話になりますけど以前のように絞れないカメラだとスーシィがぼやんぼやんで台無しの写真しか撮れなかったんですよ。CMOSの性能は高いに越したことはない。
『the poppy puppet』オルタナ・プログレ版ハル子。
あれっ奥村さんの作る頭身バランスって貞本キャラと最高の相性なのでは?
『ミリメートルモデリング』キュアミラクル。
かーーわーーーいーーーーーいーーーーーーーー!!!!!
倉本さんはむかーしメイドセイバーでSDに挑戦されてましたが、あっちがいわゆるねんぷちフォーマットのバランスだったのに対し今回は倉本さんのテイストを2.5頭身に落とし込むアプローチなのが興味深いです。
『鋼鉄飯店』キュアトゥインクル。
プリンセスプリキュアの面々は立体だと似せるのに難儀するデザインに思えるんですが、YATUKIさんらしいソリッドな造形で手堅くまとめ上げられてます。
何が困るって大きな塊になってる髪束と、スカートを始めとする衣装がグランプリンセスとの差別化のためあまり派手にうねらない点。相性バチピタだと思います。
今年でディーラー活動10年目と今やベテランの域にある『グリズリーパンダ』アルトリアオルタ。
10年を経てその表現力はまだまだ洗練されつづけてます。ご覧になりたまえよこのプリーツと左袖!
有志による自作ブラシやTipsの公開もあってデジタル造形の技術共有が恐ろしい速度で進んでいる中、なお他の追従を許さない進化は10年で「イベントガレキ86体、商業が買い取り含めて39体(Twitterより)」という驚異的なスピードの裏付けがあればこそですよ。
知らない人が見たらまずスケール感を見誤る繊細な髪の毛の造形に定評ある『ぱてごねや(リンク先はTwitter)』フレームアームズガール轟雷用頭部パーツ。
メガミデバイス・スナイプ用頭部パーツ。
11年の夏WFでぼんやりと見て回っていてたまたまぽつんと置かれていたこれと目が合って以来ずーーーっと見守ってたので、17年にWSCに選出された時は「俺も鼻が高いよ…」と後方彼氏ヅラしてたものです。えっキモい。
『おいしいB液(リンク先はTwitter)』メガミデバイスフェイスパーツセット。
「追視」は表面が凹型になっててどこからでも目線が合うってやつですね。
使用例。あらかわいい!
『青銅CIRCUS』艦これレーベ。
しばらくイベントから遠ざかってる間に青銅さんスケールちょっと上がりましたかね。
マックス。
スケール上がったぶん腰骨から鼠径部らへんの作り込みに更なる性癖の発露が。
新作のレーベ2。
これは勝手な思い込みなんですけど色素の薄いキャラ作らせたら青銅さんはピカイチです。
『METAL BOX』ディードリット…ディードリット!?令和元年にもなってディードリット!?
しかもこの精度と塗装クオリティで!?
っていうショッキングな出会いが必ず二つ三つ転がってるから造型イベントはちゃんと足を運ぶべきなんですよ。
トレフェスが特に何の説明もなく神戸開催を行わなくなってはや4年、関西はガレージキットイベントの空白地同然でした。
GWCも定期的にあったりはしたんだけど規模的にはかなりこぢんまりしたもので、わざわざ遠征されるディーラーは少なく、関西圏の需要を下支えするほどではなかったのが正直なところ。
そんな中でまさかの新規イベント(実質的なところはさておき)の立ち上げはほんッとーーーに福音でありました。260を超えるスペースが埋まり、しかもそのほとんどがガレージキットディーラーだったのは出展側の期待の表れでしょう。
また立ち消えになってしまわないよう支えていきたいね!
ってなわけで4年ぶりのイベントルポでした。