名古屋・大阪・東京の3会場で行われる『Nintendo World 2006 Wii体験会』。
12日の大阪会場がコミティアとモロカブリで行けないからということで今日の名古屋会場・ポートメッセなごやまで行って参りましたよヽ(`Д´)ノ
っていうか5日だと思ってたところ今日だと気づいたのが昨夜の夜中2時ごろだったからほぼ不眠不休(つД`)
まず名古屋駅から会場最寄りの金城ふ頭駅までのあおなみ線での乗客の異常に高いDS所有率で吹き出しそうになりつつ自分もおもむろにスク水カラーDSLiteを取り出しテトリスに興じてみたりする。朝イチで向かっても会場に到着するのは開場20分前。すでに列はざっと見ておよそ1000人弱?海風がちょっと肌寒いけど人の壁のおかげでまだしのげたか。ここにいたってDS所有率が60%を超える勢いに。テトリスの通信を試みるも人が多くて電波が届かないのとDSが多すぎての混線のダブルパンチで全くつながらず。
そんなこんなで開場から30分ほどで入場。
入り口でWii本体と今日の展示ソフトをまとめたカタログと、通し番号の入った会場略図を手渡される。この通し番号から抽選で100名にWii本体が当たるんですって!ヽ(`Д´)ノ
きっとコレ目当てだけに何周も入退場だけ繰り返すヤツとかいるんだろうなあ。
最大の目玉といって差し支えないであろう『ゼルダの伝説・トワイライトプリンセス』はこの時点でもう240分待ち(;´Д`)まあゼルダはどうせ買うし、それなら買ったその日まで予備知識は入れないでおくに越したことはないと近寄りもしませんでした。ビデオのプロジェクター周辺にリンクのコスプレした人が立ってたのう。
とりあえずWii本体機能Wiiチャンネルのひとつ、『似顔絵チャンネル』の列が5分待ちぐらいだったので試してみる。待ってるあいだどんな顔を作ろうかと考えていると何処からか聞こえる声。
「コンパニオンのナオンの顔を作ってキャッキャウフフすればモテモテじゃよ?」
なるほど!すなわち見つめ合う視線のレーザービームでコンパニャーと直感アクションか!
結果。わりとキャッキャウフフできました。おほほ。
肝心の似顔絵チャンネルですがパーツ数はそれなりに多く、思い描く顔のパーツの近似値はおおよそ賄えるのではと。大きさや角度など配置をちょっといじればツリ目やタレ目も自在ですからな。ちょっと感心したのが本体上面のAボタンとそのほぼ真裏に配置されたBボタンを同時押しすることで『つまむ』アクションを再現していて、作ったMiiのドラッグ&ドロップをこの『つまむ』アクションで行うところ。実際Miiのえり首を摘み上げるような指が現れるのは結構笑えます。簡単に愛着あるキャラクターを作れる機能が本体に積まれてるって実は相当すごいことだと思うよ。
330分待ちに膨れあがるゼルダの列を横目に、これまた待ち時間10分弱だった『エキサイトトラック』を試遊。
Wiiリモコンを横持ちしてハンドルに見立て、左右に傾けることでステアリング操作。
ビジュアルはかなり綺麗でした。特にターボを吹かすと周辺には放射状にブラーがかかり、ちょっとクラクラするほどのスピード感。
ゲーム自体はいい意味で大雑把でした。「!」アイテムを取ると目の前のガケが一瞬のうちに崩れて地形=コースが変化するなどハッタリの利いたギミックがまたよろしい。
プレイ後インストラクターのお兄さんから「どうでした?」と訊かれ正直に「いやあ大味ですねえ(満足げに)」と答えると「大味でしょう?そこが売りですから(`ー´)」と自信たっぷりに返されました。
クレイジータクシーのようなオツム足りない系カーアクションのノリが好きな人にはオススメ。
ブラブラと眺めながら購入予定リストに入れるべきか悩み中の『Wing Island』の試遊に。フライトシミュレーションが敬遠される理由のひとつである「操縦桿の扱いの敷居の高さ」を「いっそ模型飛行機で遊ぶつもりの感覚に置き換えてしまえ」という趣ただよう操作方法が注目点。森林火災の消火ミッションと逃げた牛を捕まえるミッションだけで真価を計るのは難しいですが、手元のひねり具合で旋回するのはまさに「飛行機ブーン」感覚でなかなか楽しく。これでがっつり遊べるんだったら買ってもいいかも。
ここで同じく購入リストに入り候補次点の『レッドスティール』の列に加わる。Wiiリモコンとヌンチャクの特性を活かしたガンアクションとチャンバラの両方が楽しめると結構早いうちから話題になってたこのタイトルなんだけど、E3での評判にちょっと気になる問題点を挙げてるものがあったもので、できれば発売前に自分の目で確かめておきたかったのね。
で、約1時間20分ほどの列に入ったんだけども…。
これはギャラリーにも伝わるぐらい地雷臭を放ってないかい…?
Wiiリモコンを振ると同時に刀が振られるわけでなく、振り終わると刀が一動作するだけ。その刀の軌跡もWiiリモコンの角度を反映するのではなく、まあ上から下に振られたら上から下への軌跡を、左上から右下ならだいたい左から右、って感じ。
どうも「Wiiリモコンの振り方に合わせて刀を振るう」というわけじゃなく、「Wiiリモコンを振る動作のワンアクション」が「刀を振るうコマンド」の代替品になってるだけですな。コマンドが成立するまで刀が振られないあたりとかまさにそれ。
銃のポインティングもかなりピーキーで照準が定まりにくく、敵がたくさん出てくる場所で焦って大きく動かすとカメラが身体ごとあらぬ方向を向いてしまい(天井とか)あたふたしてるうちにハチの巣にされてゲームオーバーという人がかなり見受けられました。このへんはFPSに慣れてるかそうでないかで評価が変わるかも知れないけど、良くも悪くも洋ゲーだなあという印象だけが残る結果に。
とりあえず自分的尺度として「壁に頬ずりしながら前に進む3Dゲームはロクなもんじゃない」というのがあるのでこれは購入見送り決定です。残念。
レッドスティールに並んでる間、DSお料理ナビの実演ブース方面からいい匂いがしてきて「ちきしょう飲食物持ち込み禁止の会場で明らかにイヤがらせじゃねえか」と毒づいたりしましたが、ここでしばし休憩ののち『Wii Sports ゴルフ』に並ぶことに(約25分待ち)。
実際に干渉できるのは風向きを見てショット方向を決めることとクラブの選択(ドライバー、アイアン、ウェッジの3種)、あとはスイングの大きさによるパワーの強弱だけなんだけど、たったこれだけの要素でもなかなか遊ばせてくれます。パワーは強ければいいと言うわけではなく、スイングが大きすぎてパワーゲージからはみ出すとフックやスライスが出てフェアウェイキープが難しくなるというのはそのまま実際のゴルフの「力み」につながる要素ですな。何度も素振りを行ってベストのスイングの勘を見つけ出すだけでもう面白い。なんかバーディー獲れました。
前にやってた親子連れの坊やがたどたどしいスイングにもかかわらずチップインバーディーを決めた時はギャラリーが湧いたよ。
Wiiリモコンの側面の延長上がクラブのフェイスにあたるような持ち方をしないとうまく傾きを検出してくれないため、何度スイングしてもちゃんと動いてくれずもどかしそうな人が散見されました。
要はWiiリモコンをクラブのグリップに見立て、リモコンの表を身体に対して平行に持てばいいわけですが、コンパニオンのお姉さんはそのへんの持ち方からもう少しきっちりアドバイスした方がよかったのではないかと。一組あたり5分でローテーションさせなきゃいけないから難しいとは思うけど、おもしろさを伝えるのが体験会コンパニオンのつとめですから。
ゴルフが予想以上に楽しめたので、その勢いで今度は同じくWii Sports、ボクシングに並んでみる。テニスやゴルフなどと違ってバトル要素が見た目に大きいこともあってか待ち時間は約35分とやや長め。
んー、ちょっとコレはイマイチかな?自分の持ち方が悪いのかなんなのか、思うようにフックやアッパーが出せず。それでもまあワンツーの応酬で勝てましたが。全体的にWiiリモコンのアクション的な用法はいわゆるガチャプレイへの追従性がちょっとツライのかな。でもスウェーしたりピーカブースタイルを取ったりするのはそれはそれで面白かったね。残念ながら名古屋会場では展示のなかった『はじめの一歩Revolution』とのプレイ感覚の比較もしたかったなあ。
続いてWii Sportsでは一番人気のテニス(約40分待ち)。
単刀直入に言います。これ熱すぎ。
バウンドを見た瞬間ぐらいからスイングを始めるのが丁度いいタイミングだったり、ちゃんとイースタングリップで握らないとボールが全部ロブぎみになったり、本格的なテニスの感覚そのままです。慣れてきたらドライブかけたりもできるのかなあ。高い玉を打ち返す時とか別にジャンプする必要ないのについついぴょんぴょんしちゃったよ。
最初にこのタイトルが発表された時には「移動はオート?それ面白いの?」と思ったけどね、これスイングに専念させて大正解。右手が完全にスポーツモードに入ってる時はヘタに左手のスティックで移動とかゲーム的なことやらせちゃダメですわ。
というわけで任天堂が最前面に押し出してるだけあって、テニスだけ目当てにWii Sports買ってもいいぐらいの出来でした。うん絶対買おうっと。
テニスで気をよくした勢いのまま次はボウリングに挑戦(約30分待ち)。
こちらも手首を垂直に保たないと左に曲がっちゃうところが実際のボウリングそのまま。フックのかけ方も実際と全く同じで、『社長が訊くWiiプロジェクト』対談ページにあったような「ボウリングブーム直撃世代だった60歳ぐらいの女性がすぐにコツを掴んで高得点を出してた」ってのも納得。
野球は興味が湧かずやりませんでした。やっときゃよかったね。
ただWii Sports全般に言えることなんだけど、これはやっぱり広い場所で立って体を動かすから面白いんだろうねえ。我が家の魔窟ではおもしろさ半減するかもなあ(片付けろ)。
この辺で時刻は3時前、閉会の4時まであと1時間あまり。マリオギャラクシーとかメトロイドプライム3とかも気になるけど、ここは敢えて『はじめてのWii』の具合を見てみよう(約25分待ち)。
9つあるミニゲームの中から任意のひとつを選んでプレイできるってことでビリヤードを選択。ルールはオーソドックスなナインボールでした。5分しかなかったので4番をポケットしたあたりで時間切れになっちゃったんだけど、特に違和感もなく遊べたかな。Wiiリモコン一つつきで4800円なら一緒に遊べる相手や家族がいる人は充分に買いでしょう(Wiiリモコン単品で3000円)。
3時15分、いよいよ時間との勝負になって参りました。プレイできるのは多分あと一つ二つ。ここはサクサク遊べる『おどるメイドインワリオ』へゴーヽ(`Д´)ノ
いやあ相変わらずバカバカしいミニゲームまみれでした(当然褒め言葉)。コンパニオンのお姉さんのテンションもここでは妙に高い気が。
「置き」のお作法が示された瞬間、両手を広げて「私の手の上に(Wiiリモコンを)置いてください!」と言いだすのでワケもわからず置くと画面には「でんわをとれ!」の文字と黒電話が。
まさかと思いつつWiiリモコンを取り上げると受話器が持ち上がってクリア。お姉さん曰く「コレが一番カンタン!(満面の笑みで)」
腰が砕けるかのような気持ちとともにちょっと萌えてしまいまった。
ここで残り時間20分ほど。5分待ちぐらいでいけそうだったのでゴルフの2回目にチャレンジし、ボギーで上がって「やっぱりさっきのはビギナーズラックだった」と確認したあとはDSで気になってる『世界樹の迷宮』を眺めておしまい。たぶんこれは買うと思う。
そんなこんなで約7時間みっちり楽しんで参りました次第。とりあえず発売日にはゼルダ、Wii Sports、はじめてのWiiで鉄板かな。
本体の抽選はもちろんカスリもしませんでした…。