トレジャーフェスタin神戸4ルポ

10/28開催のトレフェス神戸4に行ってきたよー。2月のWF以来ずっとおあずけだった造型イベントに久々に足を伸ばせまった。
あいにくの空模様のせいか来場者数は随分少なかったみたいだけど、おかげでほとんどの人がお目当てのアイテムを購入できたんじゃないかしら。

そんなわけで半年以上ぶりのイベントの空気を噛みしめるようにルポいっくよー。
例によって画像クリック先はFlickrです。撮影許可してくださったディーラーの皆さんに感謝!

『sky』ペルソナ3エリザベス胸像。
本体スミイレのみだったけどライティングによってそれがかえって幻惑的。

『HEADLONG』新作ゾンビピルグリム。
こういうガチで造形力ある人がネタに走るとシャレになってない感エグいわ!

『HEADLONG』と合同だった『ACCEL』ハニービー。
全体のトーンとゴーグルの陰影表現、背景のブラックが相まってなんとも絵画的な仕上がり。かっこいいー。

エフ・ゼロ。元の顔がとても美人さんなだけに縫合あとやインプラントが痛々しい…。
ベースもゴリッゴリの鋳鉄っぽくてかっこよかったです。

『GSプロジェクト』ラグランジェまどか&ラン。アホの子はやっぱりイメージ的に「まるっ!」ポーズが一番しっくりくるね。

このまるで無根拠などや顔、そうそうこういうのでいいんだよ。

対する完全服従わんこ顔。

『出戻り473+α』のカールビンソンキャラシリーズ、ターくん・台風の次はアンディ!
触腕を再現してみるのもいいかも。

参考出品のガイノイド。

M66とかベガとか毎度のことながら性癖最優先のアイテムチョイスがとてもニクうございます。

『春愁堂』世界樹3ショーグン子さん。
手甲や胴のあたりから作風とキャラがガチッとはまった音が聞こえてきそうなぐらいマッチしてますなー。

撮影させてもらってる間にラスト1個がお持ち帰りされていきまった。
視線を外しても凛々しい!ステキ!

プリンセスは以前にも撮らせてもらったけどピントがよぼよぼだった気がしたのでもう一度。
それでもイマイチ顔にピン来てないってどうなの…。

春愁堂さんの作品は直線と曲線のメリハリがかっちょいいなあと毎回思うのですよ。

新作のバリスタ。自重でグリップの部分が外れちゃってたみたい。

『ジェットストリーム』アスカも以前撮影してたけど、なんかこれは見かけるたびにファインダー越しに見たくなる不思議な魅力が。

シュタゲ助手さんも色んなディーラーさんが色んなポーズで作ってるね。
ふともものラインが気持ちいい。

髪の毛にスパッタリングするのってものすごい勇気いる気がする…。

『あらあらこまった堂』もでらーTさんのいつもの作風が炸裂しまくったアスカ・summer heat。

この台座がなかったら本気でアスカだってわかんなかったよ!だがそれがいい!(いいの?)

いまやすっかり人気ディーラーに名を連ねている『はこむす』カフさんの新作、薄めの夏・小森ちゃん。
身体についてる水滴はクリアタルゲルだけど盥の中身はマジ水でした。

つるんとした髪の毛とお腹らへんのマニアックな肉付き具合のコントラストがなんともいやらしい。

『夢のカグツチノ公国』犬とハサミは使いよう。

カラーレジン製・デカール付属で金属部分を塗る程度でほとんど完成するのです。わんこですら。

…って全然知らないから調べたら主人公だったのねこのわんこ…。

そんな戸田さん原型のAnother鳴ちゃん完成品はグリフォンから12月発売予定。

『クマとコガネムシ』あなる。
制服とボディラインの作り込みがむちゃくちゃ執念深くて随分長いこと眺めてしまいまった。

特にシャツのディテールがすごい!襟元とか脇のあたりとか!

『ORDOVIS』のモササウルス。
これで爬虫類だってんだから笑わせるよね。ロマンだよね。

ダンクレオステウス。世代的にはどっちかというとディニクチスの名の方が馴染みが深いなー。

ボスリオレピス。化石では硬い頭部しか出土してないらしいのにどうやって身体を類推してるのかさっぱり。
こういう古生物の生態をあれこれ想像しながら造型するのも楽しそうだなあ。

『3×3×3』栞子さん。
1巻表紙の印象的な横顔が清潔感ある造型で再現されてますよ。

ちょっと欲しかったけどこれ以上「原作ビタイチ知らないけどつい買っちゃったキット」積むのもなあと必死で思いとどまったよ(積むの前提はどうか)。

それにしてもノースリーブのブラウスにマキシ丈のフリル付きスカートとかなんていやらしい…ッ!(食いつき方おかしい)

『ラベルスキン』ねんどろいど用簡易固定台座セット。
某模型裏のスレでブリスターパック再利用案は見てたんですが、これはその発案者自身がそのアイデアを洗練させたもの。
純正のベースに比べてかなりの省スペース化が図れます。ねんどろコレクターはこれでさらに立錐の余地なく飾れるようになるよ!やったね!

WFでうっかりチェックしそびれた『ミリメートルモデリング』キュアピーチは噂に違わぬ凄い出来!

照明の加減で顔に影が落ちちゃってるけど、プリキュア勢の中ではややクドめのフレッシュのデザインは倉本さんの作風と予想以上に親和性が高いですなあ。

絞りが1段入ってるスカートのフリルとか胸まわりのシワとか、いつものことながらディテールが凄まじいです。
それにしても頭のハートの意匠は唐突だなあ…。

髪の毛はマジでどうやって抜いてるんだか皆目見当がつかぬよ!

『キューズQ』では12月発売予定のめんまが展示。
原型のゆまさんはエリオ以来の造形力の上昇曲線がえげつないなー。

『T’s SYSTEM』さくらと知世@スク水。
宮川せんせーの作品は久しぶりに撮影した気がするけど1ミリたりともブレないブランド力には安心どころじゃない安らぎを覚えますね(何言ってるのこの人)。

あの夏の青い子こと柑菜。すいません全話見てたし好きなキャラだったはずなんだけど名前完全に失念してました…。
そんなだからこのポーズにも無理すんな感が溢れてて一周まわった笑いが出るという。

あと宮川せんせーの作品はベストアングルから半歩でも横に動くと途端にえらいことになるのでいつもながらフレーミングには細心の注意を必要とされまする(褒めている)。

可動カンチでおなじみ『ファニバニ』ではカラーレジンのベスパが。
そのカンチも千値練から改修版として完成品で発売されようとしてるんだからホントすごい世の中になったもんですよ。

がっつり作り込まれたエンジンとにょきにょき生えたミラーのシルエットが実にかっこいい。

メカものを作る人にとってカラーレジン用の分割はまさに「部品」を作ってる気分で楽しいんだろうなあ。

『鶴の館』黒雪姫は貧相な身体を覆うゴージャスなアバターコスが遺憾なく再現されてまする。

スケールは1/8だけど背中の蝶の羽根のおかげで全高はかなりのもの。

しかしホントにかわいそうになるぐらいぺったんこですな…。

ギラリと光る蝶のアクセサリが重厚感を増してます。
それにしても憐憫すら覚えるぺったんこですな…(2回言いやがった)。

さてここからミクさんが続くよ。
一つめは 『ワタモチウイルス』初音ミクと音楽隊。積み木風のテクスチャがなんとも可愛らしい。

『つつじのみつ』みやびモジュールミクさん。
ボーカロイド人気はかなりの部分で女性原型師さんが支えてる印象があるます。

桜の花びらは携帯かネイルのデコシールかな?
なにげにツインテの先がハートマークっぽくくりんとしてるあたりに遊び心を感じまった。

こっちは桜カラー。帯のラメなんかは野郎には意外と出せないセンスかも。

こっちは新作のノーブルモジュールミクさん。みやびモジュールともども早々に完売してました。
服のシワとかありそうでなかった面白い造型で今後が期待できそうであるます。

そして最後は今日イチの衝撃。もう今回これ紹介するためにルポ書いたと言って過言じゃあるまいという。

『グリズリーパンダ』BIGミクダヨーさん!!
BIGと自称するだけあって無駄にデカい!1/5ぐらいある!!そしてそれがたまらなくおもしろい!!!
傾いた姿勢はもちろん左右バランスも何もあったもんじゃないよんれよれの前髪、そこに横方向に走る残念なシワ、ぐにゃんぐにゃんのなで肩、どっかいっちゃってるインカム、あさって向いてる手首、かわいらしさの欠片もないスカート状の腰巻き、ガニマタでがっばがばのブーツ状の長靴、ぺなっぺなのツインテール、唐突に存在感のある鼻、そして地獄の底まで吸い込まれそうな瞳。それら「あのねんどろいどのどこをどう見たらこうなるのか」感のすべてをあまりにも忠実に愛と悪意でもって現出せしめているじゃないですか。
なんというか、ウルトラマンや昭和ライダーのスーツに入った細かいヤレ具合をひとつ残らず再現するあのイズムに通ずるものを感じます。
これに比べたら発売予定のねんどろいどミクダヨーさんなんてかわいらしいもんです。

補正してますが会場では照明の影が強く顔に落ちてたのと照明自体の色温度がかなり低く全体に黄色カブリがひどかったせいでもっともっと禍々しかったです。
「ソンナニジロジロミンナヨ」
この完成度、開場後瞬殺もうなずけるというもの。

そんなわけでルポはおしまい。この日の感想みんなミクダヨーさんに持ってかれまったよ…。
雨模様も手伝って普段以上のまったりイベントでしたが、せめて年にあと1回ぐらいは神戸で開催してほしいなあ。

あと女性来場者がけっこう増えてきたのも印象的でしたが、それにともなって携帯やコンデジでの撮影マナーがまた低下してきているのがちょっと気になりました。せめて荷物の入ったバッグを提げた手で携帯持って思いっきり寄るのはよそうよ…横で見ててハラハラするよ…。
WHF時代は撮影は登録制、携帯カメラ撮影禁止だったけど、禁止までしなくても済むようなマナーの浸透は主催に努力してもらいたいところ。あとこれも前から思ってたんだけど…国展2号館開催にしては入場料いくらなんでもちょっと高すぎやしませんかね…。

会場離脱後は三宮をしばらくうろうろしたあと19時から梅田ブルク7で劇場版まどか後編を鑑賞。ろくすっぽ追加シーンもなくさやか魔女化の瞬間で劇場を追い出される前編に比べたらずっと満足感ありまった。っつかソフト買うのも後編だけで充分かなあって…。
トレフェス会場で見かけた顔もちらほらいたような…。

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