ワンダーフェスティバル2010summerルポ・Part4

ぱーとよーん。ラストだよー。

「ジャンルや傾向ごとにページ区切ったら?」というご意見もあるのですが雑多こそWFの魅力と信じている空条さんとしてはできるかぎりパートごとの密度を一定にしておきたいのですよ。それにどこか一つのジャンルにしか興味ない人にはそれに特化したサイトが山ほどあるわけで。

企業ブースでは唯一ここだけ撮影してきまった。
PLUMの8月発売予定・レジェンドシルバーホークバースト。

こっちがWFで初公開?のバーストパーツセット。
発売日未定となってたけどこれ単品で売るとも思えないし別パッケージでセット販売するのかな。

横にちらっと写ってるシルフィードを目下サフ吹きながら組んでる最中なんだけど、このキット本気でよくできてます。ゲート位置も基本的に組み立て後には隠れるかわかりにくい位置に来るよう考慮されていたりアンダーゲート処理になっていたりととても新規参入メーカーとは思えないぐらい作り慣れた感があって、しかも航空機プラモなんてまともに完成させた経験もほとんどないに等しい自分でも塗装まで視野に入れて楽々と取り組めるほどのユーザーフレンドリーさも両立させてます。あんまり作りやすいんでスタッフblogで紹介されてる改造ポイントまで実践してしまう始末。
強いて難を挙げるとすれば一部の嵌合ダボがきついので仮組前に少し処理しておかないと取り外しに一苦労するのと、ギンギンのディテールを維持するためなのかプラがちとカリカリで(それでもアオシマの重機動メカほどじゃない)、ニッパーの刃の入れ方次第では小さいパーツや薄いパーツで割れが生じてしまうかも知れない、ぐらい。
発売前は「今この時期にシルフィードなんか商品化してくれるだけで御の字だよね」程度の認識で正直そこまで期待はかけてなかったんですが、ここまでやってくれるとは嬉しすぎる誤算でした。
こんなにいいキットなのにどうして模型誌ではスルーなのかなあ。ガンダム以外の模型を買い支えてるコアユーザーなら大多数が直撃するはずのアイテムなのにね。

ブースに担当さんがいたので上記のような感じで褒めちぎりつつありったけのエネルギーを解放して「絶対買うからブラックフライ出してね!!!!!!!」と言い含めておきまった。

さてアマチュアディーラーに戻るよ。

『Zionel Westen-bis』MK41スペースレスキュー。
ガレージキットとして販売するぶんにはアーティストモデルのレプリカに徹し、そこから先の膨らませかたはユーザーに一任する、ってのがMa.Kディーラーさんの基本的な理念というか考えなのかしら。

3年がかりでついに完成を見た辺境開拓用体力強化スーツ。
無線機やパイピング類が作業用スーツ感を際立たせてて面白いね。

冬にリンコを発表した『Reply from…』では遂に3人が揃ったよ!

マナカ。
原型状態での印象よりも瞳がパッチリして活発なイメージの仕上がり。

腰のくびれがえらく性的なネネさん。
ゲーム中では(ゲーム?何を言ってるんだ方面のツッコミはナシで)溢れる人妻力でカレシ達の様々なエキスを搾り取りにかかる彼女ですが、このネネさんにはごく普通の女子高生としての魅力を感じるね。

『ぐりむろっく!』の新作は前回のブラック★ロックシューターと対になるデッドマスター。
そういやこの日はやたらグッスマのバッグ提げてる人が多かったよね。

モノトーン且つかなり立体的な構成なのでちょっと見る角度を変えただけでシルエットが劇的に変化するのが面白いね。
なんだかここ最近のかわにしさんはすごく活き活きしているように感じるよ。

『秋山工房』で道行く人々を威圧してたボコられビースト弐号機。
前に初号機作ってたところですな。

『雨の日晴の日』プレネールさん。
かわいいプレネールさんはこれまでいくつも見てきたけど、えっちいプレネールさんは意外に貴重なんじゃないかしら。

ほらご覧なさいこのおしりッ。

『G-E+』オリジナル、すずらん。
モノ自体はちっちゃかったんだけどなんだか不思議と目に留まる雰囲気をまとってます。

こっちが制作中の新作。
すずらんと比べても髪の毛の処理や身体の力の入り具合にメリハリが効いていて本人の伸びしろの大きさを強く感じます。
まだディテールとか詰めていける箇所はあると思うので完成に期待ですよ。

今回のWFで空条さんイチオシのニューカマーがこちら!『ハチハチ』アスカ。
これが自身初めて原型から複製まで挑戦したガレージキットだってんだから驚くしかないですよ。

今回空条さんは待機列到着が6時半だったんですが、販売数が少ないとのことで諦め半分ながらも入場後真っ先に駆けつけたところ(言葉のアヤだよ!走ってないよ!!)ギリギリ購入することができまったひゃっほい!
…まあその代わり直後に向かった『あいまいみまい』の乙嫁アミルがすでに完売、ショックのあまり写真も撮り忘れるという醜態をかましたわけだけども…。

アスカに限らず貞本キャラの立体化といえばエッジをシャープに絞り込んでくるのがスタンダードとなっている昨今「14歳のクォーター美少女」としてのアスカの本質からアプローチして、しかも誰が見ても文句なくアスカであるという、これはちょっと衝撃でありました。
パーツ分割やダボの設計も考え尽くされていて、複製の状態も手流しとは思えないぐらいに綺麗。っていうかこれ湯口どこよ!?みたいなパーツが大半。 
こんな感じで毎度新しい刺激が欲しいなあと思うヒマもなく若くてすごい人がどんどん出てくるってのはなんというか…幸せだよね…。
このバルタンさんがfgにUPしてる習作の綾波も目を見張る出来なので是非ともご覧頂きたい。

『T.H.A.T.』スネークアイ用月面着陸用バーニアユニット。
改造プランを妄想しながら積んであるスネークアイがあるんだけどこのユニットを見ていて新たなインスピレーションが。

地雷散布型ノイスポッター。
このお腹からうんこバラ撒きながら飛び回るのか…悪夢だね…。

「おいおいこのWFでアレ撮ってないのかよ」とお怒りの諸兄!もちろん撮りましたとも!
『ケルベロスプロジェクト』ベヨネッタ!
この骨盤が骨盤が!!ババァーーーーーーーーーーーーーーー!!!!

この息を呑むディテール、G.Oさんの面目躍如!
ババァ無理すんなーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!

これを撮影している間、うしろのお兄さんが
「ババァマジ踏んでくれ…土下座するから踏んでくれ…土下座した頭を踏んでくれ…」
と懇願しているのが聞こえてああババァ愛されてんなと胸が熱くなりまった。

うーむ、体験版しか触ってなかったんだけどやっぱりプレイするべきか…ババァ…ああババァ……。

…気を取り直して。ババァのババァっぷりに気圧されて見落としてしまいそうだけどこっちの新作『あまんちゅ!』双葉もさすがの完成度。
髪の毛や水着のグラデーションが実になんとも妖艶ですなあ。

最近イベントではオリジナルで勝負している『アルマイト』神谷織絵2。
以前販売していたものに各部の改修が加わってます。

リーリャ・フローリン。
写真ではスケール感を見誤るけどどちらもむちゃくちゃ小さいのですよ。わかりやすく言うとこの夜の生ワンホビで流れたディーラーの風景VTRでは小さすぎてピントがなかなか合わなかった程度に←全然伝わらない

『スージーシンジケート』デブ専SAFS&スネークアイ改造パーツ。
なんかもう戦場が遊び場と化してるのね、Ma.Kの世界って。

今回一番笑ったのがこの横山センセのキューピー、その名もKow-p(コウピー)。

辿り着いた頃にはとっくに完売でした。あーいい笑顔だ…。それにしても愛されてるなあセンセは。

これにて写真ルポはおしまいであります。
開場からいたにもかかわらず写真点数は100を切ってしまい思い返すにもっと写真撮ってもよかったなあと後悔してるんですが、ちょっと今回は暑すぎて体力的にも精神力的にもギリギリだったみたいでまあ仕方ないのかなと。
これからは購入用マップと撮影用マップの二つを用意した方がいいかも知れない。スタトレものとか一枚も撮れなかったもんなー…。

前回から採用された「徹夜組と始発組のサイマル入場」はかなり功を奏したようで、今回徹夜組列に回された来場者はほとんどいなかったみたいです。やはり力を以てして徹夜組の根絶が不可能である現実を考慮すると、こうやって徹夜のうまみ自体を潰してやるのが最も効果的なのかも。あと残る問題はダミーディーラーとパスの転売ですなあ。転売はオークションサイトの運営者に出品ごとの違反申請をこまめに入れて草の根的に撲滅するぐらいしかできないのがなんとも歯痒いところ。

冬のルポの後記や今回のPart2でも少し触れましたが、前回と今回は1ディーラーあたりの申請可能版権アイテム数上限が一律5とされてました。そのせいで卓上の熱量は拡散、買う側も事実上同一であるはずのディーラーのためにあっちへこっちへと歩かされる煩雑さを強いられたり再販アイテムが入手しづらくなったりと、この2回はホントに誰も得しないシステムで運営されました。この体制への不満と改善要求が届いたのか次回からは「1ディーラーにつき申し込んだ卓の数×5アイテム」に変更になった模様。アイテムを多く置きたいディーラーにとってはただでさえ高い出展料が2倍3倍になるので最善の策ではないだろうけれど、現時点で版権管理や防災など諸事情を鑑みればまあ妥当な落としどころと言ってもいいんじゃないかと思うです。
繰り返しますがなんにせよ個人的にはWFはいつまでも混沌の象徴であって欲しいので、これによって一昨年までの空気が戻ってくるといいなと。


ディーラー卓をあらかた見終えたあとハセガワのブースで横山センセがポスター購入者にサインしておられるのを発見し、急いで向かいのホビージャパンのブースで復刻版SF3Dオリジナルを購入(いやポスター買えよ)、サインをおねだりしまった。
fgのマイページからスク水SAFSの作例を見せたら「カッコいいじゃん。面白いねー」ととても暖かいコメントを賜り、そのうえ「せっかくだからSAFS描いたげるよ」とサインペン一発描きでイラストまで!
おわーそんな描き順で描かれるのかーとタメイキ混じりに眺めつつ雑談してると「京都から来たの?じゃあ京って描いていい?」と描いてくださったのが画像。ウハーイ家宝だ家宝だ!これから空条さんのパーソナルマークは「京」ですよエヘヘ。
左上の宛名隠しに使ってるのは懇親会の招待ハガキ。

15時半ごろの会場の様子。
ここからいったんホテルへ戻って軽くシャワーで汗を流したあとWF25懇親会へ参加してきました。
懇親会の会場であるカフェテリア前で受付開始までヒマを潰しているとヒメノさんが。聞けばこの日はちびすけマシーンさんのところでお手伝いをしていたとのことで、周囲に知人と呼べる知人がおらず心細かったこちらとしては実にありがたい存在でありまった。ちびすけさんに新作の神姫パーツとかランドセルとかいろいろ見せてもらえたし。

乾杯の前に前回のWFで裸族たん追悼展示の発起人としてもお世話になったGAINAXの佐藤てんちょと遭遇、そのままみんなで話し込む感じに。
さすがにてんちょが側にいるとその道の有名人がまあ来るわ来るわ。首藤さんとか明貴さんとかゼネプロ武田さんとかアッセンブルマン…じゃない神宮司さんとか。
そうそう、生ワンホビにゲリラ出演してたのは神宮司さんじゃないですよ。だってこの時「今日は松戸には出没しないんですか」って訊いたら「今日は東京駅前のカプセルホテルに泊まります」って言ってたもん。あんなネタTシャツも着てなかったし。だからあれは神宮司さんでもなければアッセンブルマンでもなくてザインさん。そういうこと。

懇親会はいわゆるビュッフェスタイルで行われたんですがなにしろWFは参加者の平均年齢が高いので結局みんな地べたに座り込んでまった。
とにかく印象に残ったのは専務の楽しそうな笑顔。「あの人は昔からこうやってみんなでワイワイやりたかったんだよ」とてんちょも言っておられたけど、ほんとにSF大会のアットホームかつアツい空気に憧れてたんだねえ。なにしろ最初に自身のルーツとして問答無用でDAICON4見せるんだもん。

WF20はいろいろと構想ばかり先走った挙げ句あんな形でポシャっちゃいましたがこんな集いならまた参加したいです。いかにもなグダグダ感もあるにはあったけど、やっぱり同好の士が集えばどこだって楽しいんだ。
我々にお相手してくれたヒメノさん、ちびすけマシーンさん、佐藤てんちょ、神宮司さん、どうもありがとうございました!おかげであんまりアウェイ感を覚えることもなく楽しく騒げました。てんちょから酔った勢いで絶ッッッッッ対に書けないし他言もできないレベルでキナくさい話も聞いちゃったよ…。

惜しむらくはこの記念すべき場所に裸族たんの顔がなかったこと。この日アスキー・メディアワークスのブースへ持ち込まれた最新刊『魔改造への招待2』 は見事完売したそうです。そう、幻に終わりそうだった2冊目が出たんですよ!てんちょも「よくこの日に間に合わせてくれたよね」と担当Sさんに賛辞を贈ってました。
やっぱり作品を見て回ってるとね、「ああこれらーたんならどう剥くかなあ」とかたまーによぎったんですよ。みんなマジで長生きしていっぱい遊ぼうよね。

追悼展でもらった記念カンバッヂを胸に着けてたんだけど、懇親会が終わってホテルに戻ってみたらピンだけ残してどっか行っちゃってました。
「漏れまだもうしばらくここで遊んでいくypヽ(`Д´)ノ」ってメッセージだと思って探さずにおいたよ。

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